コストダウンを実現するVA/VE設計のポイント
円盤・フランジ形状における焼き入れによるトラブル防止のポイント
部分によって肉厚の違う部品は焼き入れ時に反りが発生しやすくなってしまい、形状が安定しない。 |
通常の焼き入れではなく、真空焼き入れ、もしくはソルト(塩)焼き入れを用いることで、形状に変化が出易い部品であっても、変形の影響を小さく抑えることができる。 |
焼き入れを行う際は、金属内部の残留応力等の影響で形状に歪みが発生してしまうことがある。特に薄肉のリングやフランジ形状になると影響が顕著で3/10近く歪んでしまうこともあります。歪みやすい部品の場合、一度粗加工を行った後に調質を入れ、最後に焼入れを行うことで歪みの影響を抑えることができる。